【小論文の極意】真の符号の使い道を伝授します!

 

意外と知らない「くぎり符号」の使い道

 

 

ここでは、小論文の内容ではなく、小論文を書く際に知らなければならない「くぎり符号」について解説をしていきます。

なぜ今更「くぎり符号」について記事を書くのかというと、意外と区切り符号について解説が成されているサイトが存在しなかったというのが1つ。もう1つは、実際に高校生から、種類や使い方について聞かれることが多いという点です。

これら2つの点から、今回の記事作成に至りました。
意外と知らない使い方を、具体例も用いて解説していきますので、小論文入試がある高校生や、資格検定で小論文が必要な社会人の方々もここに書いてあることを全て理解して、当日に挑んでいただければと思います。

では、早速参ります!!

 

 

 

 

くぎり符号とは

 

 

「くぎり符号」とは

 

 、 。 ・ () 「」 『』 

 

 

などを指します。
これらは、文章を記述していく際に、その組み立てや文節の関係を明瞭にさせるほか、文章のリズムを作り出してくれます。

例えば、

 

「夏休み中の国語課題は百人一首を覚えてくることであるなぜこれを課題にするかというとみなさんに古典独特の文章のリズムを味わい慣れてもらいたいからだ」

 

という文章があったとしましょう。
これでは読みづらくてしょうがないですね…なぜ読みにくいのかと言ったら、文章が一貫して続いており、息をつく間が全くもって存在しないからです。

ではここにくぎり符号を付け加えてあげましょう。

 

「夏休み中の国語課題は、百人一首を覚えてくることである。なぜこれを課題にするかというと、みなさんに古典独特の文章のリズムを味わい慣れてもらいたいからだ。」

 

どうですか?
たったの2か所に「、」「。」が付いただけで各段と読みやすくなりますよね!!

先ほども述べたように、息をつく間もなく読み進めなければならない文章ほどやっかいなものはありません。

まして、入試小論文では、ただでさえ多い受験者に加え、各人約1000字もの文量なのですから、読みにくければ確実に落とされてしまいます。

あるべきところにしっかりとくぎり符号を付けてあげることは、読み手にとっても、書いているあなたにとっても、プラスのことなのです。

次はくぎり符号の種類についてです!

 

 

 

 

くぎり符号の種類

 

 

ここで、くぎり符号の種類を示していきます。

 

小論文で使う符号

句点

読点
中点、中黒

かっこ ()「」『』

 

小論文で使わない符号

つなぎ
わき点 、、、
わき線
疑問符
感嘆符

参考 『国語表記の問題』 文部省

 

 

 

このように、「くぎり符号」はたくさんあります。

ここで注意なのが、論理の筋道を乱すような使用の仕方はしないことと、読み手の年齢や知能レベルを考えて効果的に用いることです。

そもそも、くぎり符号は文章を読みやすくするために存在します。論理がずれてしまうような形で読みにくくなっては元も子もありませんね。

したがって、くぎり符号が本来あるべき姿を意識しながら、手心を加えて適切な形で使用をしていくことが大切になります。

また、ここでは「小論文で使うもの」と「小論文で使わないもの」で分けることにしました。小論文で使わないものに関しては、基本的に論理を示す際に必要とないものです。さらに論文としてふさわしくない符号であるためです。

 

 

《使用時の注意点》

論理の筋道を乱すような使用の仕方はしないこと

読み手の年齢や知能レベルを考えて効果的に用いること

 

次に、「くぎり符号の意味」について解説をしていきます。

 

 

 

 

くぎり符号の意味

 

 

ここからは、実際にくぎり符号の使い方について解説をしていきたいと思います。(使用するくぎり符号のみの説明)

 

➀ (。)
 
呼び名 マル 句点
符 号  。

 

使用時と注意点

1 文の終わりに必ず打つ
2 「」や()の中でも文の終わりには必ず打つ
3 引用後には打たない
4 文の終わりで「」を隔てて打つ場合がある
5 箇条書き、表題には打たない

◇具体例◇

1 今年の流行語は△である。
2 「こちらが指定席です。」
3 この小説は夏目漱石の「こころ」です。
4 このことはすでに第4章で説明している(23頁参照)。
5 そのままです。

② (、)

 

呼び名 テン 読点
符 号 、

使用時と注意点

1 主語を明瞭にするために打つ
2 接続詞、副詞、感動詞のあとに打つ
3 倒置文の場合、述語のあとに打つ
4 形容詞語句が重なる場合に打つ
5 語句を読み誤る場合に打つ
6 対話または引用文のカギかっこの前に打つ
7 文や文節を並べるとき、くどくならないように打つ

◇具体例◇

1 今日できた傷が、痛い。
2 もし、このまま時が止まったら。
3 彼は言った、もう会えないだろうと。
4 くじやくは、長い、美しい尻尾を有している。
5 気持ちの良い朝、顔を洗ったらさら良いだろう。
6 彼女は、「さようなら」といった。
7 そのことについて、あなたはこういった。

③ (・)

 

呼び名 中点 中黒
符 号 ・

使用時と注意点

1 名詞を並べるときに打つ
2 日付や時刻の略字に打つ
3 小数点に用いる
4 外国語や外国の地名・人名に用いる。
5 主語の助詞「が」を省略する場合は、中点ではなく読点を用いる。

具体例

1 国語・数学・英語
2 令和2・3・16
3 13・5
4 アブラハム・リンカーン
  テーブル・スピーチ
5 アメリカ、フランス・イギリスと和解。

④ () 「」 『』

 

呼び名 かっこ
符 号 ()「」『』

使用時と注意点

1 ()は断り書き、説明、注記などに使用をする。
2 「」は引用文や会話文、意味を際立たせる際に使用する。
3 『』は作品名、会話文の中の会話文などに使用する。

◇具体例◇

1 次の説明に記号で答えよ。(ただし、記号は2度使用してよい)
  「△△大図鑑」(平成5年刊)
2 「こんにちは。」
  この「無常観」という概念は、鴨長明…
3 「彼が言うのは、『ここ最近の○○は危ない』とのことです。」

 
 
 
 
 

まとめ

 

このように、くぎり符号は、「使うべき時」と「使うべきではない時」が存在します。

小論文を作成する上で、読み手を意識して書こうとした時、ついつい、多く使ってしまったり、逆に少なくしすぎてしまったりと、ミスはたくさんあるでしょう。

このミスのだいたいの原因は「使用用途の知識不足」によるものです。正しい使い方を覚えて、実践練習で何度も推敲することによって、ミスはなくなっていき、読み手にとって、益々読みやすいものになるでしょう。

また、このことに関しては、近年生徒からの質問が絶えません。。。

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