【小論文テーマ】グローバル化と格差社会

グローバル化は格差社会の源泉!!

 ここでは、近年トレンドとなるであろう小論文テーマを解説してゆきたいと思います

「小論文を書くためにはそれだけの社会的な知識が必要である!」

今回は2020年度小論文テーマとして必須の知識である「グローバル化」について、個人的な見解をご説明していきたいと思います。

 

グローバル

  

グローバル化についての知識は、小論文作成上必須といっても良い程です。特に国際系の学部志望の方は必ず把握しておきましょう!

さて、そもそもグローバル化とは何なのでしょうか。下記にその辞書的な意味を記します。


グローバル化

これまで存在した国家、地域などタテ割りの境界を超え、地球が1つの単位になる変動の趨勢や過程。



辞書的な意味としてはこのように扱われますが、皆さんはその一歩上の発想でこの言葉の意味を読み取りましょう。

私が考えるグローバル化とは…




ボーダレスに世界が繋がるという認識だけではなく、そこに激しい競争原理が展開されるというニュアンスを含むもの。

※ボーダレス→境界や国境がないこと。



つまり、グローバル化をするというのは、世界が繋がるという大前提の上で、競争原理が生まれるという認識です。

競争原理が生まれる理由については「グローバル化のデメリット」で説明をします。

 

グローバル化の背景

  

 グローバル化は主に、

「国際的な関係が進歩したこと」
「技術革新」
「各国資本主義の自由化」
「貿易の自由化」
「アジア諸国の経済成長」等、、、

要するに、世界中で「人、情報、金、もの」の交流が活発化し、国際的に関わりを持たずにはいられなくなったということです。国と国で連携を取らなければ、経済的に不利益を被ってしまうということになります。特に「技術革新」による影響は大きく、グローバル化する前までは、民間人には手に及ばなかった情報なども、今では簡単に手に入れることができます。

海外のものを安く仕入れて、日本で売るという手法は、現在誰でも出来ます。私は、つい先日オーストラリアに行ってきましたが、そこでの交流も携帯電話を使ったものでした。連絡先を交換し、今は直でそこの人達と情報を交換し合っています。更に、実際に出向かなくても、この様に海外の人との情報交換はネットで簡単に出来てしまいます。情報過多な時代だからこそ便利な面もあれば、メディアリテラシーが十分に備わっていないと、間違った道に進んでしまうかもしれませんね。。。



グローバル化のメリット

  

 

グローバル化することによって生まれるメリットは沢山ありますが、今回はあまり多くは紹介しません。なぜなら、この記事は「小論文作成のために必要な知識」だからです。

小論文では、グローバル化について否定的、または現状日本がどこまでグローバル化しているかという内容が大半です。メリットを知るより、デメリットを知ることのほうが求められるし、メリットはおおまかに理解が出来ていると思います。

しかし、「便利になるから」等の知識だけでは、小論文として「グローバル化」を語ることが出来ないので、簡単にメリットを記します。


商圏範囲の拡大

・これはビジネスにおいての話ですが、グローバル化することによって、圧倒的に客体の母数が増えます。そりゃそうですよね。商品は同じでも、それを向ける相手が「日本」か「世界」かなのですから。その分利益もでるし、それが一度成功してしまえば、日本の商品というラベルが確率します。

 

 

生産コストの削減が可能

・生産するために最適な場所と人材を幅広く選択できます。それによって、生産のコストを大幅に削減させ、質の向上、さらには、世界単位における貧困層の救出までも可能になると考えられます。

 

 

技術の進化

・グローバル化は「技術革新」からきていると、上記でも述べましたが、今後は更に技術の進化が見込まれます。ある学者はこのように述べました。「世界中の全ての人間の思考を集約することができれば、1秒で100年先の技術に辿り着く」と。すでに、現在先進国などでは、日本以上に技術は発展しているところも多いです。通信技術などが更に発展し、今よりもっと高度に情報交換ができるようになったとしたら、技術はもちろん、文化の発展まで成し得ます。(文化の発展を技術の進化と関連させるのは、私は個人的に賛成しかねますが。これは置いときましょう。。。)

 

 

経済問題の解決

・グローバル化により、一国で抱えていた問題を国際的な問題として取り上げてくれます。つまり、協力してその問題を解決してくれます。

 

 

まだまだありますが、大きな所これら4つの内容が挙がります。

次はデメリットです。

グローバル化のデメリット

 



グローバル化による最大のデメリットは「格差(社会)」の拡大です。

グローバル化が生み出す根本問題として「格差(社会)」が挙げられます。つまり、社会が国際的になることによって、そこに居場所を見つけられる人そうでない人が分断されるのです。

そして、格差の拡大は貧困層の増大にもつながります。具体的な格差の例として、



1 教育格差

2 医療格差

3 地域格差

4 世代間格差

5 AIによる格差 



などが挙がります。

グローバル社会はやがて競争社会を生み、いつしか格差社会になります。ちなみに「格差社会」は2006年の流行語大賞です。




グローバル化が始まった時期



グローバル化が始まった時期は「昭和」と「平成」の分岐点であると考えられています。

平成は1989年から始まりますが、実質平成という時代を感じられるようになったのは、東京オリンピックや新幹線開通に象徴される高度成長から安定成長のバブル期までと考えます。従って「1960年代初めから1990年代半ば」までが実質的な昭和になります。これを「昭和モデル」としましょう。

「平成モデル」は1990年代半ばから現代までです。バブル崩壊は1991年とされていますが、その余波が1990年代半ばまで続いたため、当時の人達が実感的に「平成」を感じたのは、「1990年代半ばから」となります。

上記で述べたとおり、この2つの時代を分かつ時点がグローバル化の始まりと重なります。



昭和モデル→グローバル社会→競争社会→格差社会



昭和モデル」から「平成モデル」への転換を考えるためのデータを挙げます。以下は厚労省「国民生活基礎調査」によるデータです。


≪ 1992年≫

大変苦しい9%、やや苦しい25.2%、普通57.3%、ややゆとりがある7.7%、大変ゆとりがある0.8%




≪2010年≫

大変苦しい27.1%、やや苦しい32.3%、普通35.8%、ややゆとりがある4.1%、変ゆとりがある0.7%


≪2010年≫

大変苦しい27.1%、やや苦しい32.3%、普通35.8%、ややゆとりがある4.1%、変ゆとりがある0.7%

 

 

1992年から2010年にかけて大幅に満足度が下がっています。

また「平均年収の推移」を見てみると、1996年は「461万円」2012年は「409万円」とこちらも大幅に下がっていることが分かります。

グローバル化に伴って、競争社会が誕生し、人々は不安と不満に駆られていることが予想できますね。

 

 

 

一億総中流から格差社会へ

  

 

 

 

時代の流れと、グローバル化の繋がりが理解できれば、より具体的にグローバル化のデメリットが理解できるはずです。下記に格差までの流れを記します。




無謀な投機、マネーゲームによるバブル時代の崩壊。日本の経済は急激に失速する。

そんな中、世界にグローバル化の波が押し寄せ、日本は決定的なダメージを受ける。

だが、日本は長い間中流意識が働いていたため、事態を深刻に受け止めることをしなかった(出来なかった)。

いつしか、10年いや20年が失われていった。

昭和の一億総中流から平成の格差社会へ。



 

「昭和モデル」のスゴロク人生「終身雇用・年功賃金」も、グローバル化による競争原理が働き、「成果主義・能力主義」へと変わります。

 

 

 

まとめ

 

このように、グローバル化は日本に大きな格差社会をもたらしたのです。そして、この格差社会は負の連鎖を作り出し、低所得者達をいつまでも苦しめます。

これは、良い教育を受けられた人(高額な教育)と良い教育を受けられなかった人(低額な教育)の差で、やはり、統計的に良い教育を受けられなかった人は低所得者になりやすいそうです。(データとして出ています)また、そういった人達の子供達はなお良い教育を受けることができません。世代に渡って、このような連鎖が起こるのです。これは日本にとって、大きな問題の一つです。

もちろんメリットもあるので、批判的な視点だけを持っていてはダメです。むしろ、様々な視点から「グローバル化」を見つめて欲しいと思います。

今後、AIの台等などによって、格差社会は益々大きなものとなっていくでしょう。私たち個人が、スキルを上げていかなければなりません。

令和の時代に向けて考えるべきことはたくさんありますね。

もはや成長幻想に囚われず、現実を直視しなければならないということです!

日本国民頑張ろう。

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