SNSは危険である
こんにちは!!春也です‼
2021年度の大学入試(総合型選抜・学校型選抜)では、SNSに関する設問が非常に多かったように思います。そのため、SNSの問題に関する小論文添削を毎日の如く行っていました。。。
それだけ、社会的課題になりつつあるということですね。大学入試のみならず、教員採用試験の面接でも、「SNSのトラブルについてどのように対応するべきか」など聞かれているそうです。
そこで今回は、近年の小論文トレンドである「SNS」について、「コミュニケーション」という視点から解説をしていきたいと思います。
皆さんは、「Twitter」や「Instagram」を活用していますか?
私はどちらも活用しています。現代社会は通信技術が発展し、今やどこの国でも簡単に繋がることができますよね。
SNSの問題は、昨今の社会的課題と言えます。特に若者世代のトラブルが多く、それによって命を絶ってしまう人も見受けられるようになりました。また、新型コロナウイルスの蔓延によって、携帯と向き合う時間が増えたという影響もあり、事件数は増加傾向にあります。
SNSでは、頻繁にヘイト発言や誹謗中傷が見られます。先日YouTubeが「低評価ボタン」の数を明かさないというシステムに改変したのには、これらのマイナスな活動が社会的に大きな影響を与えているという事実があるからでしょう。
上手く使えば、人間社会にとって大きな利益となりますが、一方で、間違った使い方をしてしまうと、致命的な問題にまで発展します。
政府やSNS事業者、プロバイダーは、このように、人権侵害に関わる問題を重く受け止めており、表現の自由等を尊重しつつ、それを解消できるよう対策を練っています。
小論文試験では、このようなSNSの問題について問われることが多くあります。社会的な問題に発展した課題を、どのように受け止め、どう対策するべきなのか、自分なりの解決策を述べることができるかが鍵です!
他の人と差をつけろ。
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SNSとは?
そもそも、SNSとは何なのでしょうか?
ここでその辞書的な意味を提示しておきます。
《social networking service》個人間のコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援する、インターネットを利用したサービスのこと。趣味、職業、居住地域などを同じくする個人同士のコミュニティーを容易に構築できる場を提供している。
引用 : コトバンク
つまりは、社会的なネットワークにより、個人間のコミュニケーションをより容易く構築できるサービスのことですね!より大きな枠組みで趣味などを共有できるため、交流の幅がグンと広がります。
付録
SNSでマーケティングを考えている方は、こちらの本を是非参考にしてみて下さい。
SNSにおけるコミュニケーション
「繋がる」=「コミュニケーション」
だと考えると、SNSはまさしく「n×nのコミュニケーション」です。
「n×nのコミュニケーション」という言葉、、、
聞き慣れないと思いますが、安心してください。このことについては、後程詳しく説明しますね!
次は、SNSの誕生とこれまでの過程を見ていきましょう!
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SNSの誕生
昭和から平成に変わったという実感的なものは、まさしく「SNS」の登場です。
これまでは考えられなかったネット・ケータイのメディアを中心としたITの発達が、平成に入ってから、国民に実感を与えるようになります。
〇ケータイの始まりは1992年(ポケベルの普及)
〇インターネットの始まりは1995年(Windows95)
これらの始まりは、昭和を生きてきた人々にとって、革命的な変化をもたらすことになります。ちなみに現代ではスマホ(スマートフォン)が一般的に普及していますが、初期ケータイは「ポケベル(ポケットケータイ)」というものでした。
大学受験や入社試験に備えて、小論文対策に向け参考にしている皆さんには、知る由もないことだと思いますが。。。
この「ポケベル」ですが、やはりいつの時代も担い手の中心はいるものです。その中心というのは、「女子高生」です。
つまり、ケータイの始まりは「女子高生」を意識したものということが分かります。
なぜ、このような内容になったのか考えてみると、コミュニケーション(つながり)を身近に欲しているという最適な条件を「女子高生」は満たしていたからです。
・日本で初めて登場した本格的なSNSは「mixi」。
・「Google」と「Amazon」が日本でサービスを提供開始したのは2000年。
※ 若干「Google」の方が早い。
・アップルが「iPhone」を開発したのは2007年。
・「LINE」のサービス開発の背景は「東日本大震災」。
・TikTokは、中国のByteDance社が開発運営している。
n×nのコミュニケーション
それでは、先ほどの内容を解説していきたいと思います。SNSによるコミュニケーションは、まさしく「n×nのコミュニケーション」だと述べました。
「n×nのコミュニケーション」とは、不特定多数が集まるコミュニケーションのことです。
・不特定多数が集まるコミュ二ケーション。既存のコミュニケーションとは違った、ネットの中に存在し、個人を特定することができない、大規模なコミュニケーション。
TwitterやFacebook、Instagramなどはそれにあたります。
かつて、SNS(Twitter・Facebook・Instagram)などが誕生する前は、「1×1のコミュニケーション」が主流でした。これは、体面的なコミュニケーションのことを指しますから、手紙や電話などを指します。
次に「1×nのコミュニケーション」があります。テレビやラジオ、新聞などから情報が視聴者・読者に一方的に発信されるコミュニケーションのことです。
SNSによるフェイクニュースについても、近年トレンドとなっています。こちらの記事にその内容を詳しく記載しておりますので、是非ご覧ください♪
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昭和から平成に変わり、「ネット・ケータイメディア」が普及し始めます。その浸透具合は凄まじく、約30年の間で、ほとんど全ての国民が使用するようになりました。
引用 : 総務省「情報通信機器の保有状況」
総務省|令和2年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況 (soumu.go.jp)
今では、70代・80代の方でも、スマートフォンを持ち歩いている時代です。これは恐ろしいほどの、文明開化だと思います。
昭和のコミュニケーションにおいては(1×1のコミュニケーション・1×nのコミュニケーション)のように、会社共同体や家族共同体が機能していました。そのため、人々は共通の価値観を前提にして意思疎通を図ることは比較的簡単なことで、共通の価値観が見失われることもありませんでした。むろん、反権威も権威や権力が確立していたから成り立っていた面がありますが。。。
しかし、昭和モデルの象徴である「バブル」も崩壊し、日本経済が非常に不安定になることで、先ほどのような共同体から疎外される人々が増え、今まで共通だった価値観も見失われるようになります。元々日本人は、村社会の習慣が根強いため、人々との繋がりを認識することが非常に重要でした。お家柄や家族構成、どの集落に住んでいるか等、いわば、その人のバックグラウンドが個人のアイデンティティでもあったのです。
不安定な世の中で、疎外された人々は社会から足が浮いたようにさまよい、「孤立化」していきます。そんな時、SNSが誕生し、そのような人々のつながりを新たにしてくれました!!上記にもある通り、「繋がる」という意識は、日本人の特徴としてあげられるでしょう。協力して何事かを為す。学校教育でも盛んに行われています。
そこで、今までは共同体としての「つながり」が確実なものだった為、「つながり」というものを意識することも少なかったのですが、「孤立化」を目前として、人々はSNSに未知なる「つながり」を求めるようになったのです。
そして、SNSにつながりを求めるようにはなりましたが、このつながりはとても不確定・不安定である為、レスがつながらなかった場合などは、不安になり、人々の承認欲求は高まるばかりとなったのです。
⋆レス…反応・返事
⋆承認欲求…自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
日本人は元々の性質として共同体意識があります。それが現在自由の尊重により、共同体から隔離された、個人を大切にするという時代に変わりました。村社会で生きてきた日本人にとって、共同体意識を変えることはできません。したがって、どこかにつながりを求めてしまうのです。
結果として、SNSを活用しつながりを認識しようとします。そのつながりは非常に不確定で不安定。こうして、人々は不安の渦の中で日々葛藤を繰り広げることになるのです。
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まとめ
現代社会では、SNSによる問題が連日メディアに取り上げられています。
技術の進化にはもちろんメリットもありますが、人々にもたらす重大なデメリットもあることを忘れてはいけません。
かといって、「SNSを使わない」のは間違っています。
我々現代を生きる人間にとって、今後大きな課題となるのは、「SNSとどう向き合っていくのか」「どう付き合っていくのか」です。時代の進化が止まらないからこそ、情報を的確に見分け、取捨選択できる人間になることが大切なのです。
そうなるために必要な人間の志や技術、応用的な内容を小論文記述内容では問われてきます。
今回解説したような、「コミュニケーション」からの視点など、多様な価値観で文章作成できるように、テーマ理解に努めていきましょう!!!
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小論文作成において、知識がなければ何も書くことはできません。各分野において、最低限しらなければならない知識は、この参考書を読めば概ね分かります。
この参考書の良い所は、分野別に分かれているところと、実際の出題例や模範解答など、知識のみならず、実践的な思考能力も養うことができる点です。
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