【小論文の極意】小論文はどうやって書くのか

小論文を書き始めるまでのプロセスを解説します!

 


ここでは、実際に小論文を書き始めるための「プロセス」について解説をしていきます。
「これから小論文試験合格に向けて、頑張って勉強したい!」と思っている方や、「実際小論文を書いてみたは良いが、書き方がいまひとつよく分からない」という方は、ぜひこちらの記事を参考にしていただければと思います。

小論文を書くまでのプロセスということですが、これは小論文作成手順の最初である「書く内容を考える」について、そのやり方を詳しく説明していくものとなります。
つまり、書く前に考えなければならないことは何かについて、理解を深めていこうということですね!

では、小論文を書き始める前に、どのようなことを考えなければならないのでしょうか。下記はそのプロセスを順番にまとめたものです。

プロセス

① 出題の意図(要求)を読み取る
② 自分の意見を明確にする
③ 意見の根拠を見つける
④ 根拠への反対意見を考える
⑤ 段落構成を考える。


以上の①~⑤の順番に、小論文で書く内容を考えていきます。
ここでの時間は、実際の小論文試験でいうところの30分。つまり半分の時間をかけておこなっても良い内容であるため、小論文作成手順の3段階(構成を練る→実際に書く→推敲する)の中では、非常に重たい位置づけとなっています。


それでは、実際に先ほどの①~⑤の内容を解説していきますね!!

 

 

① 出題の意図(要求)を読み取る

 


出題者の要求、つまり課題文の意図を読み取ることが小論文を書くための最初の一歩です。書き手の意見を正確に相手に伝えるために、小論文は作るものですが、何を言いたいのかよく分からない文章を書く人は意外にも多いです。

そして、このように小論文の主旨を間違えてしまっている人は、ここで解説する内容を理解していない人がほとんどなのです。(逆にここで理解してしまえば、他の受験生や就活生と差をつけられます)

その多くが「抽象的な問題に対しての出題意図を読み取れないこと」や、前回の記事でも紹介した「設問の条件を読み取れない」人ばかりです。

 

前回の記事

  「設問の条件」は、絶対に間違えてはいけない   ここでは、小論文作成に必須のスキルである「設問の条件を正しく判断する方法」について解説を行っていきます。 私は、今まで数多くの小論文を添削してきましたが、その中の[…]

 


出題意図を読み取るために例えば、法学部を受験希望で、「SNSについて」と出題されたとします。さて、どうすればよいと思いますか?枠組みが大きすぎて、何をどのように書いてよいのか分かりませんよね。

こういったとき、自らの意見である主題を正確に定めるため出題の意図を、的確に理解する必要があります。この場合、この出題が法学部のものであるという点に注意し、「SNS」と法律をつなぎ合わせるような主題を導けば良いです。「SNSに対する法律の強化」などに絞ることができれば、次のステージに進むことができます。

もちろんこのように抽象度の高い出題だけではありません。具体性を帯びた文章であったり、2つのデータを分析しなければならなかったりと、出題の形式は様々です。ただし、どの形式でも「出題の意図」を読み取ることは必須事項ですので、テーマの意味することを理解し、それに即した内容を考えることが非常に大切です。

 

 

 

② 自分の意見を明確にする

 


出題の意図をつかむことができたら、次はそれついての自分の意見を明確にしましょう。自分の意見とは結論のことを意味します。結局のところ何が言いたいのかについて考えればよいのです。

例えば、先ほどの例であれば「SNSに対する法律の強化」というテーマに絞って、それについての自分の意見を述べていくわけです。そうすると、「近年におけるフェイクニュースの横行や、不特定多数の犯罪行為などが増えていることを考えると、私はSNSによる法律の強化に賛成である。」などの意見を見出すことができますね!

意見(主題)を絞り出すポイントは下記の通りです。

意見を絞り出すためのポイント

Ⅰ    論理が途中で変わらないものを選ぶ
Ⅱ  一貫して主張できるものを選ぶ
Ⅲ 個性を大事にする
Ⅳ 設問と関連する内容のものにする


これら4つのポイントを守って、自分の意見を見出していきましょう!

 

 

③ 意見の根拠を見つける

 


意見の根拠を見つけられなければ、小論文にはなりません。小論文は「〇は△である」という形を絶対に崩してはいけないため、根拠がなければ、もはやそれは小論文ではないのです。

ここで求められている内容は、読み手が納得できるような論拠を述べることです。なぜ筆者の立場に賛成するのか。なぜ自分が筆者の意見に反対するのか。自分の経験や見聞、知識などを最大限活かして、様々な角度から理由を考察し、どんどん余白などに書き出してみましょう。その中で、意見を証明するために最も適していると思われる理由を選んで、書いてみると良いでしょう。

また、読み手を納得させるためには、原因と理由を説明する必要があります。近年の小論文トレンドである「社会的な問題」については特に必須の条件です。「なぜそのようなことが起きるのか」の「なぜ」の部分を解明すること。これが大切です。

さらに、根拠をより良いものにするためには、具体例も考える必要があります。


【具体例の探し方】

Ⅰ    自らの経験談
Ⅱ   新聞や本から得た知識
Ⅲ 学校で学んだこと
Ⅳ 親や友達から教わったこと


これら4つが主に挙げられます。
根拠に「客観性」を持たせるためにも、事実を添えてあげることが重要です。

そして、根拠に客観性を持たせる(良い根拠)ためには、普段からニュースや本を読むことが大切です。こちらのサイトの「小論文トレンドテーマ」をご覧いただければ、「SNS」「グローバル化」などの、最前線の知識を得ることができますので、この機会にぜひ!!!

 

 

 

④ 根拠への反対意見を考える

 


異なる意見へ配慮することも非常に大切なことです。なぜなら、自分の意見と反対の意見をあえて提示し、それに反論をすることによって、さらに自らの主張の説得力が増すからです。

自分が正しいと思う主張でも、全ての人が正しいと思うわけではありません。小論文は最も読み手を意識して書くものです。反論に対して、適切な返し、つまり否定をすることができれば、その意見(主張)への信頼度は増します。

このように、自分の意見だけではなく、様々な角度から意見を俯瞰的に眺めることができれば、恐れずに足らずです!!

反論をこたえる際に、「自分の経験談」を使用する場合があります。高校生はきっと、この手の書き方を考えると思うのですが、これには一つ弱点があります。確かに、経験談は自分1人のものです。その行為は複数で行ったとしても、感じたこと、得られたことなどは十人十色です。

しかし、高校生の経験はわずか20年未満の浅く、未熟なものであることは頭に入れて置かなければなりません。誰もが経験したことのない、例えば「○○高校で甲子園に出場し、自分はエースとして、日本記録を更新した」みたいな特異なものでなければ、読み手にとってそこまで新鮮なものではないということです。

また、自分の主張に対する反論の内容にきちんと即して、否定する際の話題を打ち出して下さい。この時の論点が間違っていると、かえって逆効果です。

経験談を述べることが確実に間違っているというわけではありません。使い方さえ誤らなければ、最大の武器になること間違いなしです!

おっと、言い忘れていることがありました。反論の否定に経験談を用いた場合、一般化することを忘れないでください。自分の経験談をこの場面で使った理由は、これを言いたかったからです。というように、綺麗にまとめるのです。こうすることによって、よりあなたの経験談が活かされます。

 

 

⑤ 段落構成を考える

 

最後は、今まで考えてきたことを綺麗にまとめるために、小論文の構成を考えます。
構成については、こちらの記事に詳しく記載されているので、合わせてご覧下さい。

 

合わせて読みたい

小論文はまず「構成」を理解しろ!   今回は、小論文の基本的な知識として、「構成」のお話をしていきたいと思います。 小論文作成にあたっては、この基本的な「構成」が使えるようになれば、誰でも簡単に論理的な文章を作ること[…]

 

 


まとめ

 


いかがでしたか?
小論文を書くためには、これだけのことを考えなければなりません。意外と膨大な量だったのではないでしょうか。これを30分以内で終えなければならないと考えると、日ごろからの練習が如何に大切か理解できると思います。

実際に記述する前に、①から⑤までの内容を順番に考えていくのですが、どこにも手を抜くことができないのが特徴です。①で間違えていては、意味不明な回答をすることになるし、⑤を間違えても、読み手にとって分かり辛いものになってしまう。記述内容を考えるときは、何時も気を抜かずに超集中で取り組んでください!!

 

【紹介】
こういった文章の書き方におけるルールは他にも存在します。是非こちらの内容もご参考にして下さい。

 

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また、今回紹介したような小論文のルールや、何を書いて良いのか分からない人向けにおすすめの本はこちらです!できれば、小論文を書く前に読んでほしい本ですね。
次にご紹介する本は、小論文の本質を理解するのに最適な本です。「小論文はなぜ書くのか」「どんな内容が求められているのか」小論文作成に必要な知識が凝縮されていますので、是非参考にしていただきたい本です。

 

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